いろいろゲーセンマシン解説

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【プライズゲーム解説】UFOキャッチャーEX

目次


どんなゲーム?


UFO CATCHER EX
ユーフォーキャッチャーエクセレント

1994年(平成6)にセガから発売されたクレーンゲーム機です。
セガのUFOキャッチャーシリーズとしては5代目で、実験的な機能が搭載されています。

 外観はシリーズお馴染みのピンクにネオンカラーが散りばめられており、最近人気な平成レトロポップそのものです。
ビルボードには大きな"UFO CATCHER"の文字の上に控えめな筆記体の"EX"の文字がありますが、サイドの柱からEXCELLENTの略であることが読み取れます。
景品取り出し口はクレーンのホーム位置などは前作(NEW UFOキャッチャー)と同様で中央寄りについており、共通点も多いですが右のドアにはEXでは左右の下部に新たにメンテナンスドアが設けられています。
右のドアにはサービス・テストボタンやメイン基盤、左のドアには筐体の蛍光灯に使用している点灯管などが配置されており、特にサービスボタンはゲームプレイを妨げることなく操作できるため、プレイヤーにもスタッフにも嬉しい改善点です。
※1世代前のNEW UFOではコントロールパネルを開けないとサービスボタンが押せません

 そしてUFOキャッチャーEX最大の特徴はクレーンユニットのLEDで表現される顔部分です。

 7セグメント液晶が使用されている口の部分は、コイン投入時にはプレイ回数が表示されます。
また待機時やプレイ中に表情をかえたり、居眠りしたりなどの変化を楽しむことができます。
この機種は景品センサーが落とし口では無く、クレーンユニットの底部に配置されており、景品を掴んで持ち上げるとクレーンが喜び、途中で落ちてしまうとガッカリします。
今ではすっかり「引っ掛けて落とす」ゲームになってしまったクレーンゲームですが、この頃はまだまだ「持ち上げて運ぶ」ゲームスタイルが主流だったことが伺える仕様ですね。
更に表情だけで無くセリフも喋りクレーンユニットが一キャラクターとして制作されていました。
セガの現行機種であるUFOキャッチャー9や10などでは筐体がキャラクター化され、さまざまなセリフを発する様になっており、EXがそれらの元になったのかもしれません。

 純正のアームにはプラスチック製の爪が採用されており、ワンタッチで付け替え出来るという触れ込みでしたが耐久性に問題があり、多くの筐体が代用品としてNEW UFOキャッチャー等のアームを装着して運営されていました。
前述の景品センサーも誤反応などのトラブルが少なくないことから好評とはいえず、現行機には継承されていません。

 このように新しい機能・仕様が複数盛り込まれ、シリーズ機の進化の過程を感じられるマシンになっています。
1世代前が大ヒット作のNEW UFOであることも相まって流通台数が比較的少なく、現在では滅多に見られない相当レアな機種です。
見かけた際にはぜひとも遊んでみてください。

基本スペック

幅  1680mm
奥行 880mm
高さ 1975mm
重量 235kg
消費電力 W

バリエーション

  • UFO CATCHER EX ゴールドバージョン

 通常版のシルバー部分やアームなどが金色に塗装された色違い機種が僅かに存在します。
機能面に違いはありませんが、ただでさえ少ないEXですから、お目にかかれる機会は滅多にありません。
見つけたら写真に撮って自慢しましょう。

まとめ

  • UFOキャッチャーシリーズの5代目
  • クレーンの顔がチャームポイント!
  • 後のクレーンゲームのキャラクター化のヒントになった(かも?)

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