目次
どんなゲーム?
UFOキャッチャー9(UFO CATCHER 9)は
2014年(平成26年)にセガから発売された
クレーンゲームです。
クレーンゲームの代名詞
UFOキャッチャーシリーズの9代目です。
正面と側面の窓には境目の柱がなく、
背面までも透明なパネルが使用された
非常に開放感のある外観が特徴です。
照明は全てLEDライトが採用されており、
フィールドと景品を明るく照らします。
前作UFOキャッチャー8の反省点を解消しつつ、
良かった部分はしっかりと受け継いだ
大変優秀なクレーンゲーム機として誕生しました。
UFOキャッチャー9のシステムを流用した
大型三本爪のUFOキャッチャートリプルや、
中型2人用のUFOキャッチャートリプルツイン、
シリーズとしては18年ぶりの新作である
UFOアラカルト3など
兄弟機種が多数開発されています。
UFOキャッチャー9自体も改良が重ねられ、
2022年6月現在、
UFOキャッチャー9thirdが登場しています。
クレナに遅れをとったUFOキャッチャーですが、
この9で完全に挽回し、シェアを拡大しています。
ナムコもクレナハイブリット、クレナ3を発売したばかりで、今後のシェア争いに注目です。
過去シリーズとの違い
- 前面部に柱がない
過去の機種では当たり前だった、
前面側の両角で天井を支えている柱
なんとUFOキャッチャー9にはこれがありません。
両サイドの透明なアクリルパネルと背面側のみにある柱で天井を支えています。
プレイ中に視界を遮るものが少なくなり、
遊びやすくなっているだけでなく
回遊中ユーザーへの景品アピール力が増しました。
- 子供にも遊びやすくなった
操作ボタンが上向きから斜め上向きに変更。
これにより背の低い子供でもボタンが見えやすく、
操作がしやすくなりました。
- フィールド自由度UP
フィールドはナムコのクレナシリーズに近い、
パネル組み替え方式に変更されました。
フィールドの高さ調整は勿論、
手前側パネルのみを低くすることも可能で、
手前側は左右で高さを変えることも可能です。
フィールドのパネルも枠と板の部分に分離でき、
フロアの分解、組み替えが容易です。
- 部材の交換が簡単
爪・アームの交換時には工具は不要で、
ワンタッチで取り外しが可能です。
アームの向きも工具なしで変更できます。
基本的な景品設置において、
UFOキャッチャー9には工具は必要ありません。
- 液晶タッチパネル搭載
ゲームの操作部の中心には、液晶タッチパネルが搭載されています。
通常時はプレイ料金や残り回数が表示されますが、
オペレーターの操作時には設定変更を行なったり、
インカムデータが表示されるなど
物理的なパーツの組み替えを除き、
この機械に関するほぼ全ての操作を
液晶タッチパネルから行えます。
- ボイス機能
UFOキャッチャー8にも搭載されていたボイス機能が一新されています。
声優の内田真礼さんが起用されています。
- 無線機能
UFOキャッチャー9同士を無線接続できます。
インカムデータなどをリアルタイムで取得したり、
獲得時の演出を複数台で連動させる事ができます。
どこか1ブースで景品が獲得されたされると、
同期している全てのUFOキャッチャー9が
連動して同時に獲得演出を行います。
- 設定の自由度が大幅アップ
過去に設定可能であったアームパワーや
移動範囲は勿論、更に汎用性がアップしています。
◆クレーン移動速度調整
◆エリア別パワー設定
フロアを複数のエリアに分け、
エリアごとにアームパワーが変更可
◆アーム上昇時パワーアップ
アームの上昇時のみ強く掴み、
持ち上がったところで任意のパワーに戻る
◆アーム開閉のタイミング
アームが開いた状態で開始
閉じた状態で開始し、下降時に開く など
◆アーム押し込み力の調整
つまみを回す事で無段階設定が可能
バージョンアップ
UFOキャッチャー9には最初に登場してから
改良が加えられた新型として
UFOキャッチャー9second(2016年)
UFOキャッチャー9third(2021年)
と、バージョンアップされています。
secondは上部と左右にLEDライトが追加され、
さまざまな演出が追加されています。
特に無線で連動した沢山のUFOキャッチャー9が
獲得演出で一斉に光る様子は圧巻です。
thirdはLEDの演出が更に強化され、
新たに設置可能になったディスプレイスタンドや
フィールドパネルまでも発光できます。
さらに、新型のアール型アームも追加されました。
パーツの増加に合わせ、
収納ストッカーも追加されています。
Second、thirdの発売に合わせ、旧バージョンをバージョンアップする専用キットも発売されています。
攻略のポイント・取り方
- ポイント1
UFOキャッチャー9は非常に良くできたマシンで、
外見からアームパワーや下降制限の有無は判断できません。
しかし唯一誰にでも簡単に判断可能な、
それでいて重要な要素を見分ける事が
可能な部分が存在します。
それは押し込みの強さです。
UFOキャッチャー9のアームユニット上部には、
アーム下降の際に生じる、
下に押し込む力を調節するための
銀色のつまみが存在します。
このつまみは中がネジ状になっており、
設定者がこれを回す事で調節ができます。
ネジが奥に入り込む(見えている部分が短い)と
アーム下降時に
「アーム先端が景品やフィールドに触れたと判断し、下降を停止するセンサー」が敏感になり、
押し込む力が弱まります。
反対に、浅い(見えている部分が長い)と
センサーの反応が鈍感になり、強く押し込みます。
押し込みが弱い設定の場合は、
橋渡しの棒やフィールドに当たった際にも
すぐに下降停止してしまうため、
より正確な操作が必要になります。
- ポイント2
UFOキャッチャー9は、
比較的アームがよく揺れます。
アームの移動スピードの設定によっては、
アーム下降時に移動の際の揺れが残り、
微妙に狙いがずれてしまう場合があります。
そのような時は
焦らず正確な操作を心がけましょう。
揺れの大きさは調整できないので場合によっては
揺れるアームを景品にぶつけて動かす事も可能です。
下降停止ボタンが使える台であれば、
フィールドにギリギリ触れない高さで停止すれば
より強力に効果を発揮します。
- ポイント3
UFOキャッチャー9Second、thirdには、
一定の回数を連続プレイすると、
それを知らせる機能が搭載されています。
このようにプレイしている側の角が緑に発光したら
設定回数を超えてプレイしている印です。
多くの施設では、
獲得までの目安の金額があり
それを超えてプレイしている人にはアシストして
景品を獲得させるようになっています。
この機能にはON/OFFがあり、
回数も店側が設定するので基準はまちまちですが、
プレイ中に点灯した場合はお店の人にアシストをお願いすると、
案外すんなり取らせてくれることも…。
まとめ
- UFOキャッチャーシリーズの9代目
- 高性能で汎用性◎
- 押し込みの強さが確認できる
- 緑のランプに注目!