いろいろゲーセンマシン解説

クレーンゲームから乗り物までいろいろ紹介します。懐かしいの多め

【プライズゲーム解説】トライポッド

目次

どんなゲーム?

TRYPOD トライポッド
2017年(平成29)にマーベラスから発売されたプライズゲーム機です。

白と黄色の中型サイズ筐体で、UFOキャッチャーをはじめとした一般的なクレーンゲームよりも小さめのサイズです。

フィールドの中心に大きな丸い穴があいており、縁からのびたアームが景品を支えています。

ルーレットを目押しでストップすると対応したアームが倒れてゆき、景品獲得を目指すゲームで、アームに乗って穴に収まりさえすれば箱、ぬいぐるみ、お菓子の山積みなど多種多様な景品に対応できる懐の深さを持っています。

ボタンひとつで直感的に遊べるシンプルなルールで子供から大人まで楽しめるのがトライポッド最大の特徴と言えます。

1プレイあたりの時間が非常に短く、難易度設定に細かい微調整がないため、設置する施設目線では売上効率が高く、手間がかかりにくいマシンです。

プレイヤー目線では単純明快な遊びやすさがある反面、ミスが重なった場合は恐ろしい速さでお金が減っていくので注意が必要です。

 名称に「トライ」を受け継いだ小型景品向けのマシン、トライデッキがシリーズ機として登場しています。


トライデッキ 2021年(令和3)

トライポッドとはまた違ったスタイルのゲームですが、ボタンひとつで遊べるシンプルさは変わらず受け継がれています。

基本スペック

幅  1600mm
奥行 970mm
高さ 1750mm
重量 250kg
消費電力 150W

遊び方

 料金を投入すると待機状態になり、ボタンを押すとルーレットが回り出します。

待機状態で操作をしないでおくと、自動でカウントダウンを行い、カウント0でスタートします。

回転中にボタンを押すとルーレットは即座にストップし、アームの位置で止まると対応したアームが倒れます。

アームに乗った景品が穴に落ちると景品獲得です。

プレイ動画

攻略のポイント・取り方

 トライポッド攻略において重要な要素は
アームの数、ルーレットのスピード、景品の形
主にこの3つです。

  • アームの数

トライポッドはつけ外し自由なアームが最大16本取り付け可能です。

景品を支えるアームが多ければ、当然難易度は上がりますね。

  • ルーレットのスピード

カラーLEDを使用したルーレットは回転速度を細かく調整可能です。

最低速と最高速ではかなりの差があり、最高速は人によっては正確に捉えるのは至難の業です。

ルーレットのスピードは最も難易度を左右する要素と言えます。

また、ルーレットの当たり判定は厳しさを変更可能な仕様であり、もっとも厳しい判定に設定されていると一見ピッタリ止めたようでも外れになってしまいます。




左:判定緩 右:判定厳

外見では当たり1マス、外れ1マスが交互に並んでいますが、内部の判定では当たりマスは5分割されており中心の1マスに止まった時のみ当たり判定になります。

この設定は外見では判断不可能なため、ひたすらタイミングを合わせるしかありません。

  • 景品の形

アームの先端は滑りにくいゴムのパーツで出来ており、特にぬいぐるみなどが引っかかり、意外な粘りを見せることが多々あります。

景品の形や重心の位置を見極め、アームが倒れた時に景品がどう動くかを予想して狙う位置を決めるのがおすすめです。


長々と語りましたが、最後に頼れるものは己の動体視力です。

よく見てタイミングよく押す。

シンプルですがこれこそが獲得への最短かつ最大の攻略法です。

トライポッドは確率機?

 ルーレットで景品を狙う仕様上、真っ先に思い浮かぶのは「一定金額になるまでは当たりに止まらないのではないか」という疑問ですが、トライポッドについてはそのような機能は確認されていません。

ハズレが連続するとスピードが落ちる機能は搭載されていますが、高速状態であっても当たりに止めることは十分可能です。

前述のように設定次第で判定が非常にシビアなものになるため、ルーレットの速度次第ではそのように見える場合もありますが、基本的には実力のみが結果を左右します。

ただし、ある程度当てずっぽうでボタンを押しても偶然当たりに止まる可能性はあるため、運のみで獲得することも不可能ではありません。

よってトライポッドはほぼ純粋な実力機であるが、運も少しは役に立つくらいのゲームです。

実力:運 = 9:1

バリエーション

トライポッドbig‼︎

 トライポッドの大型機として2019年発売と発表され、ロケテストが行われていました。

※発売前に実店舗に設置されてプレイヤーの反応などを調査すること

しかし、その後実際に稼働しているものは確認できていません。

従来機の1.3倍である60cmまでの景品に対応しており、形状は1人プレイ専用のようです。

無印版でも十分大きな景品を扱えるので需要がそれほど無いと判断されたのかもしれません。

トライポッドmini


 2021年初め辺りから稼働されています。

こちらはBIG!!とは違いメーカーサイトで発表されておらず、正式な発売日も確認できませんでした。

商標登録は2020年にされています。

まとめ

  • ボタンひとつで遊べるシンプルルール
  • 動体視力こそすべて!
  • 運要素ほぼ無し

関連マシン


 稼働している店舗の情報などをお持ちでしたらぜひコメントでお寄せください。

情報の間違い・補足などありましたらコメント欄・問い合わせフォーム・Twitterなどでお知らせください。

Twitterでは更新情報や出かけた先で見つけたゲームマシンの写真も載せてますので、
フォローよろしくお願いします。

記事が気に入りましたら、ぜひ下のシェアボタンからシェアをおねがいします!

広告をクリックしていただけると筆者にちょっとだけお金が入ってモチベーションがとっても上がります。