目次
どんなゲーム?
カプリチオリフト CAPRICCIO LIFT
2002年(平成14)にタイトーから発売されたクレーンゲームです。
タイトーのクレーンゲーム、カプリチオシリーズのひとつで、クレーンの先端についたフック状のアームを景品に引っ掛けて落とし口まで運ぶ独特な操作方法が特徴です。
他のクレーンゲームのようなアーム開閉やカプリチオにお馴染みの回転機能は無く、クレーンユニットの前後左右の移動と上昇・下降のみで景品を狙います。
そのため、クレーンゲームには当たり前に付いているアーム周りの動力や配線は一切付いていません。
ワイヤー一本で吊り下がっている、妙にスッキリしたクレーンユニットは不思議な魅力がありますね。
カプリチオリフトはフックを景品に引っ掛ける仕様のため、景品にリングなど後付けする必要があるのですが、そのために使用されていたのが穴あきのタグシールです。
このタグシールが非常に優秀で汎用性が高く、他のクレーンゲームにも流用されました。
カプリチオリフトは2年後に発売されたカプリチオリフトダブル以降シリーズが続きませんでしたが、このタグシールは現在でも通称「ペラ輪」として多くのゲームセンターで活躍しています。
基本スペック
幅 1760mm
奥行 900mm
高さ 1980mm
重量 260kg
消費電力 163W
遊び方
操作はレバーと2つのボタンで行います。
レバーで前後左右及び斜め方向にクレーンを移動でき、2つのボタンはそれぞれ上昇・下降に仕様します。
ゲームは制限時間制で、時間内であればクレーンの移動、上昇、下降全ての操作を何度でも行うことが可能です。
移動はクレーンの下降後も可能で、景品を引っ掛けたまま引きずったり振り子のように振ってぶつけることも可能です。
制限時間が終了すると自動で上昇してから一度落とし口の上に移動し、初期位置に戻ります。
時間内に景品を落とし口へ運ぶことが出来れば獲得になります。
攻略のポイント・取り方
正攻法で狙う場合、まずは景品の真上に移動し、停止してからクレーンを下降します。
下降した状態でも移動は可能ですが、ワイヤーが伸びている分、揺れが大きくなり狙いをつけるのが難しくなります。
下降後はあまり大きく移動せず、最小限の動きでフックを引っ掛けるようにするのがおすすめです。
フックがうまくリングに掛かったら、必要以上に上昇せず、やはり最小限の動きで落とし口へ移動しましょう。
クレーンをぶつけて景品が動く場合は、あえて大きくクレーンを揺らすことで景品を弾き飛ばすことができます。
意図せず大きく揺れてしまった場合、一旦クレーンを上昇させて落ち着かせるか、または揺れる方向に合わせてうまくクレーンを移動させると揺れを打ち消すことが可能です。
後継機
カプリチオリフト ダブル CAPRICCIO LIFT W
2004年(平成16年)
その名の通り、フックが二本になった後継機です。
同年に発売されたカプリチオG-oneHGと外装が統一されています。
まとめ
- フックを引っ掛けて運ぶユニークなクレーンゲーム
- 景品に貼るタグシールは汎用性抜群
- 景品を狙う動きは最小限で
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