いろいろゲーセンマシン解説

クレーンゲームから乗り物までいろいろ紹介します。懐かしいの多め

【プライズゲーム解説】トレジャーロード

目次

どんなゲーム?

 トレジャーロードは2019年(令和1)にコナミから発売されたプライズゲーム機です。

フィールドが複数のベルトコンベアで出来ており、ルーレットの止まった位置のコンベアが稼働します。

ボタンひとつ遊べるシンプルなゲームシステムで直感的に遊べること、そして景品が前に運ばれてきて、進み具合が一目でわかりやすいことが特徴です。

白い筐体にピンクの装飾で正面と側面の窓の間には柱がなく、開放的で明るい印象を受ける外観になっています。

液晶タッチパネルが搭載されており、随所がカラフルに発行するため、UFOキャッチャー9に少し雰囲気が似ていますね。
【プライズゲーム解説】UFOキャッチャー9【令和最初の覇権クレーン機】 - いろいろゲーセンマシン解説

フィールドは組み換えによって二種類の運営が可能になっており、写真のような2ブース横並びで奥から手前に向かって落とす運営と、
階段上にフィールドが繋がって横方向に落とす1ブース運営が選択できるようなのですが、実際に1ブース運営をしているところは未確認です。

液晶パネルは主に料金とクレジット数が表示されますが、遊び方を動画でチェックすることもできます。

設定用のキーを差し込んで回すとメンテナンス画面に切り替わり、クレジットサービスや各種設定を行うことが可能です。

基本スペック

幅  1610mm
奥行 1098mm
高さ 1995mm
重量 285kg
消費電力 220W

遊び方



 ベルトコンベアー1本につき3列の矢印がついており、料金を投入してボタンを押すとルーレットのように光が横方向に移動します。

ルーレットは左右どちらかの終端につくと折り返し、反対側の端まで行って折り返す動きを繰り返します。

ボタンを押して、ルーレットの止まった位置のベルトコンベアーが手前側に動き、景品を動かします。

矢印の色はベルトコンベアーの動く量を表しており青が多い列ほど大きく動きます。

1列全部が青いところに止まると最も大きく動き、反対に1列全部赤の場合は全く動きません。

ベルトコンベアーを動かして、景品を手前の落とし口まで運ぶと獲得になります。

攻略のポイント・取り方

 1ボタンで遊べるプライズゲームの常として、1プレイ当たりにかかる時間が非常に短く、設置店舗としては時間効率が非常に高い反面、プレイヤー側は恐ろしい速さで100円玉が吸い込まれるという側面も持っています。

クレーンゲームにも言えることですが、ノープランで飛び込むことはせず、どのように獲得までもっていくかあらかじめ作戦を決めて取り掛かりましょう。

トレジャーロードの難易度を決める要素は主に以下の4つです。

  • 景品の設置面積
  • ルーレットのスピード
  • ベルトコンベアーの動く距離
  • 落とし口のシールド

景品の設置面積

 小さな箱など、景品の設置面積小さければ干渉するベルトコンベアーの数が減り、ピンポイントに景品の載っている部分を狙う必要があります。

狙いが難しくなる分、狙い通り止めることができればベルトコンベアーの動いた分そのまま景品が近づきます。

ぬいぐるみのように景品が大きければ干渉するベルトコンベアーの数が増えるので、ある程度狙いがそれてしまっても景品が動きます。

しかし、その分景品を支える面積も増えてしまうので、ベルトコンベアーの動きに対して小さなリアクションになってしまいます。

ルーレットのスピード

 当然、ルーレットの動きが早ければ狙いを定めることが難しくなります。

トレジャーロードのルーレットのスピードは一定ではなく、スピードの最小値と最大値を設定し、その範囲内でランダムに変動するものになっています。

最小値が小さければ運次第でゆっくり狙いやすくなりますが、最小値が大きい場合は変動差によっては毎回タイミングがずらされるので難易度が大きく上がります。

ベルトコンベアーの動く距離

 ベルトコンベアの動く距離は停止した位置の矢印の数で決まり、矢印の数は0〜5の6段階で設定できます。

なるべく大きく動く位置を狙いましょう。

また、矢印1個あたりの動く距離も変更できます。

遊んでみなければどう設定されているか全く分からないので、なるべく大きく設定されていることを祈りましょう。

落とし口のシールド

 トレジャーロードは落とし口にシールドを取り付けることも可能です。

このシールドはなかなか強力で、小さい景品は単独で乗り越えることが難しい場合がほとんどです。

多くの場合、シールドが取り付けられている時はフィールド上に景品が複数並んでいる事が多いので、その時は後ろの景品で押し出してやることで獲得を狙います。

トレジャーロードは確率機?

 トレジャーロードはボタンを押すとルーレットが直ちに停止し、滑りなどの要素はありません。

設定次第でルーレットスピードの変動がありますが、それ以外はタイミングを合わせてストップさせるしかありません。

アシスト機能のような難易度が下がる設定もなく、運要素は低いように思います。

実力と確率の比率は9:1程度です。

まとめ

  • ルーレットでベルトコンベアーを動かすユニークなゲーム
  • 動体視力と重心の見極めが獲得のカギ
  • 実力:確率 = 9:1

関連マシン

midorinoza.hatenablog.com

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【キディライド解説】サトちゃんムーバー

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サトちゃんムーバー新型(1996)

どんな遊具?

 サトちゃんムーバーは佐藤製薬が店舗に設置した子供向けの電動遊具で 1964年(昭和39)に初代が登場しました。

製造は有限会社都生旺です。

佐藤製薬のキャラクター、サトちゃんに跨って遊びます。

当時遊園地や商業施設の屋上などに設置されたライド遊具が非常に人気だったため、集客を目的として佐藤製薬の店舗に設置されました。

そのため他のキディライドとは違い、アミューズメント施設に設置されていることはほとんどなく、街の薬局や商業施設に設置されていることがほとんどです。

シリーズ

初代サトちゃんムーバーは、四本足で立った姿勢で、現在より鼻も長く、よりゾウらしいデザインでした。

1967年(昭和42)に登場したサトちゃんムーバー躍進号は背中が椅子のような形状になり、脚を伸ばして飛ぶポーズに変更されました。

1996年(平成8)に登場のサトちゃんムーバー新型は躍進号の脚を伸ばして飛ぶポーズを継承し、より水平に違い姿勢になりました。

跨る背中部分は初代に違い形にもどり、転落防止の金具がついています。

台座もより安全な丸みを帯びたものに変更されています。

新型以降はムーバーの動きに加え、オリジナルのメロディが再生されます。

現在もっとも目にする機会が多いのはこの新型です。

さらに翌年の1997年(平成9)にはサトちゃんの妹、サトコちゃんムーバーが登場しました。

また、2010年にはサトちゃんのデザインが一部変更されており、新デザインに準拠した青い台座のサトちゃんムーバーも存在しますが、いつ頃登場したものか知ることは出来ませんでした。

基本スペック

幅  760mm
奥行 1140mm
高さ 1100mm
※サイズはおおよそ
消費電力 200W

まとめ

  • 佐藤製薬のキャラクター「サトちゃん」のライド
  • 薬局で集客に活躍

関連マシン

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【キディライド解説】カルーセル・ローズ


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どんな遊具?

 カルーセル・ローズは1989年(平成1)に株式会社トーゴから発売された小型メリーゴーラウンド、通称「ミニメリー」です。

carouselは回転木馬、roseはバラを意味します。

2頭の馬と1つの台車で構成されており、馬は子供のみ、台車は大人も乗れる仕様で三人乗りです。

小さいながらも欧州風の装飾を施された屋根付き筐体、は十分な存在感があり、馬の造形にもこだわりが感じられます。

小規模なライドコーナーに設置すればメイン級の目玉ライドになることでしょう。

主に商業施設や遊園地のゲームコーナーで活躍していました。

古い遊具なのですが、レトロブームな昨今では可愛いと思える方も多いのではないでしょうか。

さすがは遊園地の経営や遊具製造も行っていたトーゴといったところでしょうか。

ギミックや電飾は搭載されておらず、回転と馬の上下にBGMがついたシンプルな作りです。

同年には日邦産業と共同開発のファンタジーゴーランドⅡ(屋内・12人乗り)も発売されています。

製造販売を行なっていた株式会社トーゴは2004年に倒産。

故障時の修理などは困難で、残存数は少なくなってきています。

基本スペック

直径 1900mm
高さ 2150mm
重量 300kgmm
消費電力 400W


遊び方

 屋根を支える柱に付いている投入口に料金を投入すると音楽が流れ出し、時計回りに回転します。

馬は回転に合わせてゆっくり上下します。

稼働時間は標準で約90秒です。

BGMは二種類用意されており、稼働毎に交互に切り替わります。

まとめ

  • 遊園地経営もしていたトーゴのミニメリー
  • レトロかわいいデザインは必見
  • 古い&トーゴ倒産のため修理は絶望的

関連マシン


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【アーケードゲーム解説】ワニワニパニック【もうおこったぞ〜】


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どんなゲーム?

 ワニワニパニックは1988年(昭和63年)にナムコから発売されたアーケードゲームです。

機械で動作する「エレメカ」と呼ばれるジャンルに含まれます。

製造はホープが行っていました。

 1980年代にヒットしてゲームセンターの定番なったモグラ叩き系ゲームはキャラクターが穴から垂直に飛び出すものでしたが、
水平に開いた5つの穴からワニが顔を出す動きの新鮮さや、愛嬌のあるボイスなどで人気になり、多数の派生ゲームや玩具が発売されるロングセラーとなりました。

基本スペック

幅  1140mm
奥行 840mm
高さ 1500mm
重量 145kg
消費電力 150w

遊び方

 「食べちゃうぞ〜」の声を合図にスタートします。

穴から次々と飛び出してくるワニを叩き、叩かれたワニは穴に戻っていきます。

叩いた数が「なぐったワニ」として得点になり、叩けずにワニが一定ラインまで到達すると噛まれてしまい、「かまれた回数」として減点になります。

時間内に40点以上獲得するとプレイ時間が延長され、「もう怒ったぞ〜」とボイスが流れたあと急激に難易度が上がって大量のワニに襲われます。

 ゲームが終わると「なぐったワニ」から「かまれた回数」がマイナスされた「とくてん」によって5段階で成績が評価されます。

その日のハイスコア(おそらく、電源が入ってからOFFにされるまで)が「本日のスゴウデ」として表示されます。

エレメカの宿命

 ハンマーで叩いて遊ぶという使仕様上、どうしても故障が発生しがちです。

ハンマーが取れる、ワニが動かなくなる、
更には叩かれたことを検知するセンサーが故障すると、いくら叩いても突き進む無敵ワニが誕生するなんてことも…

中央の亀の背中にはランプが付いていますが、こちらもプレイヤーの勢いで叩かれがちなのか現存の筐体では破損しているものが多く見られます。

写真の筐体もテープで補修されているようでした。

初期型と後期型

 ワニワニパニックにはスコア表示が2桁の初期型と、3桁の後期型が存在しています。

パーフェクトを達成した場合初期型は98点、後期型は117点と言われています。

初期型でも100点を超えてカウントがリセットされるという真偽不明の情報があります。

旧筐体に新筐体の基盤を載せると繰り上がりが表示されずにリセットされたように見えているのでしょうか。

後継機・派生機

Wacky Gator

 1990年(平成2)

海外版ワニワニパニック

カニカニパニック

 1991年(平成3)

横向きに移動するカニを叩きます。

左右にそれぞれ穴の空いた四段のフィールドをカニが右から左、左から右へと素早く移動します。

上二段は中央がトンネル状になっており、カニが隠れてしまうので、より難易度が高く、ワニとは全く違った駆け引きが楽しめます。

サメサメパニック

 1994年(平成6)

奥から水平に飛び出すワニに対し、サメは水中から襲うようにやや手前に向かって斜めに突き上げて顔を出します。

サメが向かってくる際には背びれが水面を進んでくる演出になっており、ワニワニパニックとはまた違った楽しさがあります。

たこいかぱにっく

 1995年(平成7)

モグラ叩きのように穴からタコかイカどちらかが飛び出します。

たこorいかの指示があり、指示された方を叩くと加点、間違えると減点されるので、一瞬の判断力が試されるゲームです。

ワニワニパニック2

 1996年(平成8)




正統後継機。

基本のルールは初代と同じで、スコア表示や各種演出がLEDディスプレイで行われるようになっています。

Dino Bonk

 1996年(平成8)

海外のみで稼働された、ワニ部分が恐竜に差し替えられたゲーム。

ワニワニパニックRT

 2003年(平成15)

リハビリテーション用に改良が加えられたゲームマシン。

ハンマーが軽量化され、筐体の下部が車椅子でも遊びやすいように形状が変更されています。

どきどきヘビ退治RT

 2006年(平成18)

ワニワニパニックRTと同様リハビリテーション用のゲームマシン。

既存の筐体を改良したワニワニパニックと異なり、当初からリハビリ用に開発された筐体です。

専用の椅子にすわり、飛び出してくるヘビを足で踏んで退治することで主に下肢のトレーニングを目的としています。

ワニワニパニック3

 2007年(平成19)

本家3作目。

ハンマーが二つ用意されており、2人プレイに対応しています。

中央に他のワニよりも大きな「ボスワニ」が配置されており、ボスワニ登場時には画面に「○○回叩け」との指示が表示され、指示された回数を叩く事で倒すことが出来る仕様です。

ボスワニ登場時も普通のワニは襲ってくるので、両手でハンマーを持ったり、2人プレイでの連携が重要なルールになっています。

どきどきヘビ退治Ⅱ

 2013年(平成25)

初代どきどきヘビ退治を小型化し、持ち運びしやすく改良されています。

WHACK'EM FUNKY GATORS

 2016年(平成28)

ビデオゲームワニワニパニック
これまでのエレメカではなく、ディスプレイを見ながら対応したボタンを押す仕様です。

ワニワニパニックR

 2020年(令和2)

 初代ワニワニパニックのデザインを踏襲したリバイバル機。

スコアボードが液晶画面に変更され、ハンマーは2本になり、両手プレイや2人プレイが可能になっています。

ぱっと見はほとんど変わりありませんがメカ部分は使い回しではなく、新規で開発しているとのこと。

初代から3までを製造していたホープが倒産したため、Rは別企業が製造しています。

派生作品

ワニワニパニック(バンダイ)

 1990年(平成2)

アーケード版を再現した卓上サイズの家庭用玩具。

ミニサイズのワニをハンマーで叩くミニチュアエレメカで、未開封のものは現在1万円以上の高値で取引されています。

ワニワニパニック アクションボードアイランド(バンダイ

 1990年(平成2)

ワニワニパニックを題材にしたボードゲーム

ワニワニパニックバンダイ

 1991年(平成3)

液晶+ボタンの電子版。

BGMはピコピコ系電子音ですが、ワニを殴ったときの「イテ!」のボイスがリアルに再現されています。

カニカニパニック(バンダイ

 1992年(平成4)

家庭用玩具のカニカニパニック。

サメサメパニック(バンダイ

家庭用玩具のサメサメパニック。

CRワニワニパニック(ダイイチ)

 2000年(平成12)

パチンコ台。

液晶の上部分にハンマーがついており、演出で画面を叩く動きが特徴的です。

ポケットボーイCOLOR ワニワニパニック(増田屋)

 2000年(平成12)

液晶画面とボタンで遊ぶ手のひらサイズのゲーム機。

91年のバンダイ版よりも更に小型で簡易的なカラー表示になっています。

アプリ版 ワニワニパニックナムコ

 2001年(平成13)

ナムコアプリキャロットJ配信の携帯電話用アプリ。

ワニワニパニック(エポック)

 2006年(平成18)

増田屋版との違いは不明。

ボタンなどデザインに変更があります。

CRワニワニパニック2(ダイイチ)

 2008年(平成20)

パチンコ台第二弾。

ボタンでハンマーを操作するギミックを引き継いでいます。

パチスロワニワニパニック~キミのハートをワニづかみ~(ダイイチ)

 2010年(平成22)

パチスロ台。

上部役物のワニが飛び出し、リール停止ボタンを押すことでワニを叩く演出が搭載されています。

ワニワニパニック(iOS版)

 2010年(平成22)

スマートフォン向けのアプリとしてリリースされたゲームアプリ。

画面タップでワニを叩き、オンラインでスコアランキングが閲覧できるゲームです。

ワニワニパニックauスマートパス)

 2012年(平成24)

iOS版の移植版。

LINE ワニワニパニック(LINE)

 2014年(平成26)

LINE GAMEで提供されたゲームアプリ。

iOS/Android版よりも機能が追加されており、キャラクターコラボイベントなども開催されていました。

2015年サービス終了済です。

小学館「幼稚園」付録

 2020年(令和2)4月号

初代の筐体を再現したペーパークラフト

モーターユニットが組み込まれており、ワニが実際に動き、叩いた回数がカウントされる機能も搭載されています。

ガシャポンサウンド ワニワニパニックバンダイ

 2022年(令和4)

ワニ1匹とハンマーのセットで、顔違いの全5種+レア1種。

叩くとおなじみのボイスが再生されます。

ワニの歯を押すアレ

  • イタイワニー

 1993年(平成5)に株式会社シー・シー・ピーから発売された家庭用のおもちゃです。

「ワニに噛みつかれるゲーム」という共通点から混同されがちですが、こちらは全くの別物です。

発売当初は全く関係のない会社同士でしたが、2006年に株式会社シー・シー・ピーが株式会社バンダイの子会社になっているので、現在はワニワニパニックもイタイワニーもバンダイナムコグループの製品になっていたりします。

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【プライズゲーム解説】ドリームキャッチャー


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どんなゲーム?

 Dream Catcher(ドリームキャッチャー)は
1989(平成1)にセガから発売されたクレーンゲームです。

円柱形・4ブースのユニークな形の筐体で、フロアの真ん中に設置すると存在感抜群です。

名前に「UFO」とは付いていませんが、セガのクレーンゲームUFOキャッチャーシリーズとして親しまれています。

カラーリングも当時のシリーズ機と共通のピンク色で遊び方にも差はありません。

2ブースずつに分割することが可能で、分割すると半円形になり壁際にも設置できます。

2台分を組み合わせて1台8ブースの巨大クレーンゲームのように設置することも可能で、見た目に似合わず意外な汎用性を持っています。

 遊園地のメリーゴーランドをモチーフにしており、クレーンは馬車を模しているなど、レトロな中にもお洒落さを感じさせるデザインと珍しい形状で根強いファンがいるマシンです。

登場から30年以上経過しており、仕様の古さによる使いにくさや、寿命を迎えるなど様々な理由で数を減らしていますが、現在でも現役の筐体を見ることができます。

基本スペック

幅  1800mm
奥行 1800mm
高さ 2035mm
重量 350kg
消費電力 315W

遊び方


 基本に忠実な2ボタン式です。

料金投入後1ボタンで横移動、次に2ボタンで縦に移動します。

フィールドの形状は手前に向かって広がった扇型で、最奥の頂点部に景品落とし口がついています。

移動が終わるとアームが開いてクレーン下降、アームが閉じて上昇、落とし口の真上に移動してアームが開きます。

攻略のポイント・取り方

  • 爪と把持力

 ドリームキャッチャーの難易度調節は爪の角度とバネの交換で行います。

落とし口にシールドが付いていて景品を持ち上げる必要がある場合は爪の角度を良く確認しましょう。

左右が同じ角度の場合は真ん中で
どちらかの角度が緩い場合、緩い側を深く景品に掛けるようにするとバランスが取れる場合が多いです。

バネは基本的に左右均等に力が掛かっているので、気にする必要があるのは強さだけで問題ありません。

  • 落とし口は常に奥

 落とし口にシールドがなく、持ち上げることが難しい場合、景品を転がしたりずらして落とし口へ持っていく必要があります。

ドリームキャッチャーはフィールドが扇型をしており、クレーンの横移動はそれに合わせて奥側を支点にした円運動を行なっています。

そして落とし口は円運動の支点近くにあるため、落とし口はクレーンから見て常に奥側にあり、アームに対して常に垂直の位置にあります。

そのため、景品の中心よりやや手前側を狙って奥へ奥へ持っていくと自然に落とし口へ向かっていくようになっています。

奥へ行くほど支点に近づくので、横移動はゆっくり小さな動きになり、景品に掛かるアームの角度が変わる事も覚えておくと良いでしょう

後継機

 ドリームパレス
(Dream Palace)
1992年(平成4)

 ドリームパレスⅡ
(Dream Palace Ⅱ)
1998年(平成10)

ドリームキャッチャーリドレス
(Dream Catcher Redress)
1998年(平成10)

 UFOドリームキャッチャー
(UFO CREAM CATCHER)
2008年(平成20)

まとめ

  • 円柱型のユニークな筐体
  • 根強い人気のレトロクレーン
  • クレーンと落とし口の位置関係に注目!

関連マシン


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【プライズゲーム解説】UFOキャッチャートリプル

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どんなゲーム?


 UFOキャッチャートリプルは2017年(平成29年)にセガから発売された三本爪タイプのクレーンゲームです。

UFOキャッチャーシリーズ初の三本爪タイプで、大型景品に対応した大型のマシンです。

同系統のクレーンゲームではKNTのデカクレが代表的です。

景品落とし口を手動操作で簡単に拡大でき、40cmを超える超大型景品にも対応できるようになっています。

デザインやシステム面については前年に発売済みのUFOキャッチャー9Secondをベースにしており、タッチパネルでの各種設定、無線通信による筐体間の連動、UFOキーでの簡易操作などの機能が搭載されており、ソフト・ハードともに使いやすい高水準なマシンに仕上がっています。

その他の機能の詳細はUFOキャッチャー9の解説記事で紹介しています。

基本スペック

幅  1304mm(1305mm)
奥行 1343mm(1349mm)
高さ 2169mm(2156mm)
重量 304kg(322kg)
消費電力 110W(146W)

(括弧内はsecondの数値)

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デカクレとの比較

 同ジャンルのクレーンゲームで競合になるKNTのデカクレα(2014年)との違いは以下のとおりです。

  • クレーンの昇降

 デカクレ・UFOトリプルはどちらもワイヤーを巻き上げる昇降方式を採用しています。
ただし、デカクレのクレーンはワイヤー一本で支えているのに対し、UFOトリプルは過去のUFOキャッチャーシリーズ同様にワイヤーをシリンダーで囲んでおり、昇降中にクレーンユニットが回ったり傾いたりしないように設計されています。




↑UFOトリプルとデカクレのクレーンユニット比較

この構造の違いによってUFOトリプルは回転や傾きに影響されにくく精密なアーム操作が容易です。

対してデカクレはクレーンの揺れや傾く仕様を逆手に取ったトリッキーな狙い方が可能であり、この違いは攻略の際にも影響を与えています。

  • クロー・アームの構造

 デカクレのクロー(アーム)の開閉は電磁石を使用した方式で行われており、三本のアームを一つの機構として開閉しています。

UFOトリプルはそれぞれ制御された三本のアームを同時に動かすことで開閉を行なっています。

構造が単純な分、デカクレの方がメンテナンスはしやすくなっています。

UFOトリプルは複雑な構造をしており、故障の際には修理に難儀しますが、その分アームサイズや爪の角度を変更可能で使用できる景品の幅が広いという長所をもっています。

  • 落とし口の調整

 UFOトリプルは落とし口のサイズを変更可能です。

景品に合わせて落とし口を広くしてデカクレで使用できない超大型景品を使用できます。

落とし口のシールドの高さも調整できるので絶妙な難易度調整が行えます。

  • 移動範囲設定

 UFOトリプル、デカクレはどちらも縦横の移動範囲を変更可能です。

ただしトリプルは縦横に加えて、下降限界も設定可能です。

  • 獲得センサー

 景品獲得時のセンサーはどちらもセンサーの間を物体が通過した時に反応するタイプですが、デカクレのセンサーは中央に一つ、UFOトリプルのセンサーは複数横並びに取り付けられています。

そのため、うっかりフィールドのボールをキャッチしてしまった際にはUFOトリプルの方が反応しやすく、景品獲得を誤検知する可能性が高くなっており、地味なようですが後述の攻略時にも重要なポイントになります。

遊び方

 操作はこれまでのUFOキャッチャーシリーズと異なり、レバーとボタンを使用した操作になっています。

レバー操作で移動後にボタンを押すとクレーンが下降し、下降の途中で再度ボタンを押すとその場でアームを閉じることが可能です。

下降ストップ機能はON/OFFの切り替えがあり、OFFに設定されている場合は所定の位置まで下降するか何かに当たるまでクレーンが下降します。

攻略のポイント・取り方

 UFOキャッチャートリプル、そしてトリプルツインの攻略で重要なポイントは、アームが回転しない事です。

他の多くの三本爪キャッチャーはクレーンをワイヤー一本で吊り下げており、アーム開閉のための配線がカールコードで接続されているため、下降・上昇中コードの伸縮によってクレーンが回転してしまいます。

デカクレのクレーン上部

しかし、UFOキャッチャートリプルのクレーンユニットはしっかりと固定されており、下降・上昇中に回転することはありません。

トリプルツインのクレーン上部

そのため、景品タグの輪っかやぬいぐるみの脇の下などをピンポイントに狙うことが可能です。

 他社の三本爪キャッチャーと同様、パワーアシスト機能が搭載されているため、何度も挑戦していればじきに強パワーが発動し、高確率で獲得できる状態になります。

強パワーの時に失敗してしまっても、獲得するまでは高確率で強パワーが発生するため、諦めずに挑戦しましょう。


UFO9に搭載されていたコーナーランプも健在です。

連続プレイ回数が一定数を超えると点灯する仕様で、回数は個別に設定できます。

対して強パワーの発生は現在までのトータル売上と払い出し個数をカウントして、設定確率に近付くように自動制御されています。

内部のカウントとランプ点灯に直接の連動はありませんが、一つの目安としてチェックしておきましょう。

景品獲得のカウントは景品落とし口のセンサーを物体が通過することで加算されるので、フィールドに敷き詰められたボールなどが落ちてしまっても景品獲得としてカウントされるので、うっかり落としてしまわないよう注意が必要です。

下降停止機能が使えるのであれば、ボールは掴まないように直前で止めることをおすすめします。

UFOキャッチャートリプルは確率機?

 三本爪としては、回らないクレーンで比較的狙い通りの位置を掴みやすく、実力がある程度影響することから、確率:実力の比率は6:4程度といったところです。

マイナーチェンジ

  • UFOキャッチャートリプルA(エース)

2018年




 イオンファンタジー系列で導入されている特別仕様機です。

カラーリングが緑を基調としたものに変えられており、サイズはややコンパクトになっています。

  • UFOキャッチャートリプルSecond(セカンド)

2020年

 カラーリングが若干変更され、細かな改良が行われています。

旧型からのバージョンアップキットも存在します。

アームはLアームがUFOキャッチャー9と同型のものから、LLアームと同じデザインのものに差し替えられています。




クレーンはアームの向きが逆になっています。

アームから景品が溢れる際、旧型は手前側、Secondは奥側に転がりやすいので、転がって落とし口に入る確率は旧型の方がやや高いようです。

  • UFOキャッチャートリプルPREMIUM(プレミアム)

2022年
 旧型、Secondいずれかから改造するバージョンアップ機です。

外装にゴールドをあしらった高級感のある筐体になっています。

SecondまでのLLアームに加え、さらに一回り大きなアームが使用可能になっています。

ソフト面では景品単価税抜1000円に対応しています。

まとめ

  • UFOキャッチャー初の大型三本爪
  • うっかりボール獲得に注意
  • 確率:実力=6:4

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【プライズゲーム解説】UFOキャッチャートリプルツイン

目次

どんなゲーム?


 UFOキャッチャートリプルツイン(UFO CATCHER TRIPLE TWIN)は2018年(平成30年)にセガから発売された3本爪タイプのクレーンゲーム機です。

その名の通り、UFOキャッチャートリプルを左右2ブースで同時に遊べるようにしたマシンです。

同社のUFOキャッチャー9をベースに設計されており、外寸は9と全く同じです。

一見するとUFOキャッチャー9にトリプルのクレーンユニットを取り付けたような外観になっています。

アームはUFOキャッチャー9secondまでのものと共通でS、M、Lが使用でき、主に中型サイズのぬいぐるみ等の景品を扱う仕様です。

トリプルで使用できたLLアームは付属していません。

↑トリプルのLLアーム

同ジャンルのクレーンゲームとして、北日本通信(KNT)のジェミニBIG等が挙げられます。

UFOキャッチャー9と同じ形状のため、違和感なく並べることが可能です。

システム面でも互換性があり、UFOキャッチャー9、トリプル、アラカルト3と無線通信で連動し、景品獲得時の演出を全台一斉に鳴らしたり、インカムデータを遠隔で閲覧できます。

レイフィールドは手前側半分がスライドするようになっており、ある程度落とし口やフィールドサイズの調整が可能です。

しかし、トリプルと比較するとフィールドはやはり狭いので、あまり大きすぎる景品には不向きなようです。

レイフィールドの下にはUFOキャッチャー9同様に収納スペースが備えられており、使用していない部材などを格納します。

基本スペック

幅  1680mm
奥行 1050mm
高さ 2005mm
重量 323kg
消費電力 153W

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遊び方

 操作パネルはUFOキャッチャートリプル同様にレバーとボタンで行います。

移動後にボタンを押すとクレーンが下降し、下降の途中で再度ボタンを押すとその場でアームを閉じることが可能です。

下降ストップ機能はON/OFFの切り替えがあり、OFFに設定されている場合は所定の位置まで下降するか何かに当たるまでクレーンが下降します。

攻略のポイント・取り方

 UFOキャッチャートリプル、そしてトリプルツインの攻略で重要なポイントは、アームが回転しない事です。

他の多くの三本爪キャッチャーはクレーンをワイヤー一本で吊り下げており、アーム開閉のための配線がカールコードで接続されているため、下降・上昇中コードの伸縮によってクレーンが回転してしまいます。

デカクレのクレーン上部

しかし、UFOキャッチャートリプルのクレーンユニットはしっかりと固定されており、下降・上昇中に回転することはありません。

トリプルツインのクレーン上部

そのため、景品タグの輪っかやぬいぐるみの脇の下などをピンポイントに狙うことが可能です。

 他社の三本爪キャッチャーと同様、パワーアシスト機能が搭載されているため、何度も挑戦していればじきに強パワーが発動し、高確率で獲得できる状態になります。

強パワーの時に失敗してしまっても、獲得するまでは高確率で強パワーが発生するため、諦めずに挑戦しましょう。


UFO9に搭載されていたコーナーランプも健在です。

連続プレイ回数が一定数を超えると点灯する仕様で、回数は個別に設定できます。

対して強パワーの発生は現在までのトータル売上と払い出し個数をカウントして、設定確率に近付くように自動制御されています。

内部のカウントとランプ点灯に直接の連動はありませんが、一つの目安としてチェックしておきましょう。

景品獲得のカウントは景品落とし口のセンサーを物体が通過することで加算されるので、フィールドに敷き詰められたボールなどが落ちてしまっても景品獲得としてカウントされるので、うっかり落としてしまわないよう注意が必要です。

下降停止機能が使えるのであれば、ボールは掴まないように直前で止めることをおすすめします。

UFOキャッチャートリプルツインは確率機?

 三本爪としては、回らないクレーンで比較的狙い通りの位置を掴みやすく、実力がある程度影響することから、確率:実力の比率は6:4程度といったところです。

まとめ

  • UFOキャッチャートリプルの中型版
  • うっかりボール獲得に注意
  • 確率:実力=6:4

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