目次
どんな遊具?
カルーセル・ローズは1989年(平成1)に株式会社トーゴから発売された小型メリーゴーラウンド、通称「ミニメリー」です。
carouselは回転木馬、roseはバラを意味します。
2頭の馬と1つの台車で構成されており、馬は子供のみ、台車は大人も乗れる仕様で三人乗りです。
小さいながらも欧州風の装飾を施された屋根付き筐体、は十分な存在感があり、馬の造形にもこだわりが感じられます。
小規模なライドコーナーに設置すればメイン級の目玉ライドになることでしょう。
主に商業施設や遊園地のゲームコーナーで活躍していました。
古い遊具なのですが、レトロブームな昨今では可愛いと思える方も多いのではないでしょうか。
さすがは遊園地の経営や遊具製造も行っていたトーゴといったところでしょうか。
ギミックや電飾は搭載されておらず、回転と馬の上下にBGMがついたシンプルな作りです。
同年には日邦産業と共同開発のファンタジーゴーランドⅡ(屋内・12人乗り)も発売されています。
製造販売を行なっていた株式会社トーゴは2004年に倒産。
故障時の修理などは困難で、残存数は少なくなってきています。
基本スペック
直径 1900mm
高さ 2150mm
重量 300kgmm
消費電力 400W
遊び方
屋根を支える柱に付いている投入口に料金を投入すると音楽が流れ出し、時計回りに回転します。
馬は回転に合わせてゆっくり上下します。
稼働時間は標準で約90秒です。
BGMは二種類用意されており、稼働毎に交互に切り替わります。