いろいろゲーセンマシン解説

クレーンゲームから乗り物までいろいろ紹介します。懐かしいの多め

【プライズゲーム解説】UFOキャッチャー800

目次


どんなゲーム?

UFO CATCHER 800
UFOキャッチャーハチマルマル
1998年(平成10)にSEGAから発売されたクレーンゲーム機です。

1997年に景品価格の上限が500円から800円に引き上げられ、景品が大型化し始めました。

従来のクレーンゲーム機ではアームや落とし口のサイズが景品の大型化に対応できず、各社が大型景品に対応したクレーンゲーム機を発売していきました。

このUFOキャッチャー800もその一つで、従来の機種と同等の筐体サイズを1人プレイ専用として使用し、クレーンアーム・フィールド面積・落とし口・取り出し口の全てが大型化された大型景品に特化したクレーンゲーム機に仕上がっています。

名称の800は景品価格上限800円とクレーンで持ち上げられる最大重量800gに掛けたダブルミーニングになっています。

過去機種と同系統のピンクをメインとした配色で、サイズもほぼ同じなので過去機種と混在しても違和感のないデザインになっています。

大型景品用のクレーンゲームとしてそれなりの需要があり、多くのゲームセンターで見られましたが、後継機では万能なUFOキャッチャー7が登場しました。

大小様々なサイズに対応できるUFOキャッチャー7の登場で、800でなければ使えない景品は少なくなり、大型景品特化型のUFOキャッチャー800の出番は無くなって行きました。

2003年には800の、コンセプトを受け継いだUFOキャッチャー7 MAX Editionが発売されましたが、やはりそれほど普及はせず翌年に登場したナムコのクレナフレックスが市場を席巻しました。

その後、しばらくの間セガから大型景品用のクレーンゲーム機は発売されていませんでしたが、2017年にはセガから再び大型景品に特化した精神的後継機ともいえるUFOキャッチャーTRIPLEが発売され、こちらは現役の主力マシンとして活躍しています。

基本スペック

幅  1680mm
奥行 860mm
高さ 1980mm
重量 290kg
消費電力 168W

まとめ

  • 景品の大型化に合わせて登場した大型特化機
  • 後継機や後発の競合に押されて衰退
  • 現在の大型特化機は主力級の大活躍

関連マシン



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【プライズゲーム解説】カプリチオサイクロン


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どんなゲーム?

カプリチオサイクロンSR
Capriccio Cyclone SR
2000年(平成12)にタイトーから発売されたクレーンゲームです。

 前年に発売されていたカプリチオサイクロンのマイナーチェンジ版として登場し、外装がピンクから白に変更されていますが、機能面での違いはありません。

カプリチオサイクロン

そのため、以下はカプリチオサイクロン・サイクロンSRを共通のものとして扱います。

 景品落とし口・取り出し口が過去機種よりも拡大し、アームも大きなものに変更されています。

これは1997年の原価額上限額引き上げで大型化した景品に対応したものと思われます。

カプリチオスピンで登場したシリーズおなじみのクレーン回転機能は今作にも健在です。

クレーンの操作は横移動、縦移動、クレーン回転の3ボタンで行います。

シリーズ2代目のニューカプリチオ(1992)から7代目ニューカプリチオ2(1998)まで続いていたスロット機能(数字が揃うとクレジットが追加される)は廃止されました。

そのほかの相違点としてシリーズでも珍しく、正面の窓ガラスはスライド式ではなく、手前に滑り出す開閉方式が採用されています。

このような滑り出し窓タイプは1990年代後半〜2000代前半でクレーンゲームメーカー各社から登場しましたが定着することはなく、現在は小型のクレーンゲームでのみ採用されています。

落とし口は外側奥に設けられています。

落とし口が奥にある都合上、景品獲得時のスロープがやや長く、景品が途中で引っかかった際の備えとして筐体側面に小さな扉が付いています。

 景品原価上限の緩和によりクレーンゲームの可能性が広がった時期に登場しましたが、2001年に登場したセガのUFOキャッチャー7が圧倒的な強さでシェアを獲得しました。

カプリチオサイクロンは回転クレーンという独自の強みで健闘してはいましたが、クレーン回転によって難易度設定が安定せず、数年でクレーンゲームコーナーの隅に追いやられて行きました。

現在でも、ちょっとレトロなゲームセンターでは現役で稼働する姿を見ることができるでしょう。

基本スペック

幅  1760mm
奥行  895mm
高さ 1980mm
重量  255kg
消費電力 210W

遊び方

 料金を投入するとゲームスタートです。

1ボタンで横移動、続いて2ボタンで縦方向の移動を行います。

カプリチオサイクロンはゲームスタート時のクレーンの位置を、手前または奥に施設側で設定が可能です。

ホーム位置が手前に設定されている場合は奥へ、奥に設計されている場合は手前へ動きます。

移動後、3ボタンでクレーンの回転です。

ボタンを押している間クレーンが回転し、離すと下降を開始します。

回転時は縦90度になったところで逆回転、180度回転したところで再び逆回転します。

下降してアームが閉じると回転した角度はそのまま落とし口の上へ移動し、元の角度に戻ってからアームを開きます。

落とし口に景品が落ちれば獲得になります。

攻略のポイント・取り方

 カプリチオサイクロンの攻略において重要なポイントはなんといっても回転機能です。

アームパワーさえあれば、どんな角度の景品もバランスキャッチが容易です。

また、持ち上げるパワーがない場合は以下の狙い方をおすすめします。

  • 他機種では狙いにくい角度の隙間にアームを差し込む

アームの回転を駆使すれば、普通ではアームが入らない角度の隙間にアームを引っ掛けたり、
移動後の微妙なズレを微調整することが可能です。

  • 落とし口に対して垂直にアームを引っ掛けて転がす


落とし口に向かって転がるように引っ掛けます。
回らないアームでは左右に転がすことしか出来ませんが、カプリチオサイクロンの場合はアームを90°回転させることで、落とし口の手前にある景品を奥に向かって転がすように狙う事が出来ます。

  • 落とし口に対して水平にアームを引っ掛けて転がす


回らないアームでは前後に転がすことしか出来ませんが、カプリチオサイクロンの場合はアームを90°回転させることで、落とし口の横にある景品も横に転がすように狙う事が出来ます。

重心よりも、やや落とし口から遠い方を持ち上げるように狙うと転がりやすいです。

※イメージしやすいよう、落とし口を手前にしています。

 アームパワーは専用のバネを切り替えることで調整されています。

太さの違う三種類のバネが内蔵されており、それらを切り替えることでバネなしを含めて4段階の調整が可能です。

外見ではどの強さになっているかを見分けることはできないため、アームの強さは実際にプレイしてみて判断しましょう。

後継機

カプリチオサイクロンピュア
Capriccio Cyclone Pure
2001年(平成13)

 音声が同2001年に登場したカプリチオプロと共通のものに差し替えられており、クレーンの移動速度UPでゲーム回転率が向上しています。

ピンク、ブルー、グリーン、ホワイトのカラーバリエーションが存在します。

まとめ

  • ボタン操作でクレーンが回る
  • UFOキャッチャー7の登場で敗北
  • 攻略は回転を最大限活かす

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【プライズゲーム解説】カプリチオリフト


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どんなゲーム?

 カプリチオリフト CAPRICCIO LIFT
2002年(平成14)にタイトーから発売されたクレーンゲームです。

タイトーのクレーンゲーム、カプリチオシリーズのひとつで、クレーンの先端についたフック状のアームを景品に引っ掛けて落とし口まで運ぶ独特な操作方法が特徴です。

他のクレーンゲームのようなアーム開閉やカプリチオにお馴染みの回転機能は無く、クレーンユニットの前後左右の移動と上昇・下降のみで景品を狙います。

そのため、クレーンゲームには当たり前に付いているアーム周りの動力や配線は一切付いていません。

ワイヤー一本で吊り下がっている、妙にスッキリしたクレーンユニットは不思議な魅力がありますね。

 カプリチオリフトはフックを景品に引っ掛ける仕様のため、景品にリングなど後付けする必要があるのですが、そのために使用されていたのが穴あきのタグシールです。

このタグシールが非常に優秀で汎用性が高く、他のクレーンゲームにも流用されました。

カプリチオリフトは2年後に発売されたカプリチオリフトダブル以降シリーズが続きませんでしたが、このタグシールは現在でも通称「ペラ輪」として多くのゲームセンターで活躍しています。

基本スペック

幅  1760mm
奥行 900mm
高さ 1980mm
重量 260kg
消費電力 163W

遊び方

 操作はレバーと2つのボタンで行います。

レバーで前後左右及び斜め方向にクレーンを移動でき、2つのボタンはそれぞれ上昇・下降に仕様します。

ゲームは制限時間制で、時間内であればクレーンの移動、上昇、下降全ての操作を何度でも行うことが可能です。

移動はクレーンの下降後も可能で、景品を引っ掛けたまま引きずったり振り子のように振ってぶつけることも可能です。

制限時間が終了すると自動で上昇してから一度落とし口の上に移動し、初期位置に戻ります。

時間内に景品を落とし口へ運ぶことが出来れば獲得になります。

攻略のポイント・取り方

 正攻法で狙う場合、まずは景品の真上に移動し、停止してからクレーンを下降します。

下降した状態でも移動は可能ですが、ワイヤーが伸びている分、揺れが大きくなり狙いをつけるのが難しくなります。

下降後はあまり大きく移動せず、最小限の動きでフックを引っ掛けるようにするのがおすすめです。

フックがうまくリングに掛かったら、必要以上に上昇せず、やはり最小限の動きで落とし口へ移動しましょう。

クレーンをぶつけて景品が動く場合は、あえて大きくクレーンを揺らすことで景品を弾き飛ばすことができます。

意図せず大きく揺れてしまった場合、一旦クレーンを上昇させて落ち着かせるか、または揺れる方向に合わせてうまくクレーンを移動させると揺れを打ち消すことが可能です。

後継機

カプリチオリフト ダブル CAPRICCIO LIFT W
2004年(平成16年)

 その名の通り、フックが二本になった後継機です。
同年に発売されたカプリチオG-oneHGと外装が統一されています。

まとめ

  • フックを引っ掛けて運ぶユニークなクレーンゲーム
  • 景品に貼るタグシールは汎用性抜群
  • 景品を狙う動きは最小限で

関連マシン


設置施設

京都府宇治市
キョーイチボウル宇治
2023/5/9

京都府京都市
ゲオ山科東野店
2023/5/9

情報提供ありがとうございます。


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【プライズゲーム解説】トリプルキャッチャーアイス

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どんなゲーム?

トリプルキャッチャーアイス
TRIPLE CATHER ICE

 2008年(平成20年)にアトラスから発売された三本爪タイプのクレーンゲームです。

アトラスの人気クレーンゲーム機、トリプルキャッチャーシリーズのひとつで、その名の通り冷凍機能でアイスクリームなどを投入できるのが最大の特徴です。

外装は白とブルーの涼しげなカラーリングで冷たさを表現したデザインで、四角柱型の筐体は最大4人での同時プレイが可能です。

電源はゲーム部と冷凍装置で分かれており、それぞれON /OFFの切り替えが可能で有り、閉店後はゲーム部の電源のみOFFにすることで余分な消費電力を抑えることが可能になっています。

反対に冷凍装置のみをOFFにして冷凍の必要がない景品を扱うことも可能です。

アイスクリームは景品として珍しく、1個当たりの単価はぬいぐるみなどと比べると安く済無というメリットも持ち合わせています。

しかし、在庫の保管には別途冷凍庫が必要であり、景品の輸送は当然冷凍便なためそれなりにコストが掛かってしまいます。

また、トリプルキャッチャーアイスにはもう1つ、どうしても困ったことが起こってしまいます。

スーパーやコンビニの冷凍ケースの内側にびっしりと白い霜が付いているのを見たことは無いでしょうか。これと全く同じ事がトリプルキャッチャーでも発生します。

空気中の水分が氷になって庫内に張り付いて、それが積み重なることであのような霜が発生します。

霜が溜まるとアームが引っかかってしまったり、徐々に庫内に溜まってスペースを圧迫するので定期的に取り除く必要があるのですが、その方法というのが…

ヘラで削り取る

なんとトリプルキャッチャーには霜を削り取るためのヘラが付属しています。

霜取りが必要なことなど、コストや手間が掛かってしまうため、冷凍機能をOFFで使用している施設も少なく有りません。

基本スペック

幅  1,600mm
奥行 1,600mm
高さ 1,720mm
重量 370kg
消費電力 750W

遊び方


 料金を入れてゲームスタートです。

操作はトリプルキャッチャーシリーズ同様のレバーとボタンスタイルで、制限時間内であれば何度でもクレーンの移動が可能です。

場所を決めてボタンを押すとクレーンが下降します。
クレーンが下降し切るか下降中にもう一度ボタンを押すとアームが閉じて上昇、自動でGET口まで移動してアームを解放します。

GET口は通常時は手前に収納されており、景品を落とす時のみ展開します。

攻略のポイント・取り方

 基本的な狙い方は他の三本爪タイプと同じで、アームの中心でしっかりと景品をキャッチすることが重要です。

どんな形状の景品も中心または重心を狙って掴むのが基本ですが、細長い形状のものはあえて端の方を狙ってみると、景品の角が上手く引っかかって持ち上がることもあり、試す価値は十分です。

蓋付きのカップアイスは蓋の段差にアームがかかる場合が多いので、ちょうどいい高さで下降を止めることで水平に蓋をキャッチすることができます。

トリプルキャッチャーアイスは確率機?

 三本爪のクレーンゲームといえば、プレイ回数や投入金額、獲得率でアームパワーが変化するマシンが大半であり、トリプルキャッチャーはその元祖とも言えるようなシリーズです。

しかし、トリプルキャッチャーアイスの難易度設定はアームのパワーと制限時間のみです。

つまりこのゲーム、名前と見た目に似合わず、運要素はほとんど無い実力機です。

とはいえ山盛りの景品に適当にクレーンを下ろしてしまえば獲得できる可能性もそれなりにあるため、運:実力の比率は1:9程度です。

まとめ

  • 景品としてアイスが使える三本爪キャッチャー
  • 霜取りの手間やコストが侮れない
  • 運:実力 = 1:9

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【プライズゲーム解説】トライポッド

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どんなゲーム?

TRYPOD トライポッド
2017年(平成29)にマーベラスから発売されたプライズゲーム機です。

白と黄色の中型サイズ筐体で、UFOキャッチャーをはじめとした一般的なクレーンゲームよりも小さめのサイズです。

フィールドの中心に大きな丸い穴があいており、縁からのびたアームが景品を支えています。

ルーレットを目押しでストップすると対応したアームが倒れてゆき、景品獲得を目指すゲームで、アームに乗って穴に収まりさえすれば箱、ぬいぐるみ、お菓子の山積みなど多種多様な景品に対応できる懐の深さを持っています。

ボタンひとつで直感的に遊べるシンプルなルールで子供から大人まで楽しめるのがトライポッド最大の特徴と言えます。

1プレイあたりの時間が非常に短く、難易度設定に細かい微調整がないため、設置する施設目線では売上効率が高く、手間がかかりにくいマシンです。

プレイヤー目線では単純明快な遊びやすさがある反面、ミスが重なった場合は恐ろしい速さでお金が減っていくので注意が必要です。

 名称に「トライ」を受け継いだ小型景品向けのマシン、トライデッキがシリーズ機として登場しています。


トライデッキ 2021年(令和3)

トライポッドとはまた違ったスタイルのゲームですが、ボタンひとつで遊べるシンプルさは変わらず受け継がれています。

基本スペック

幅  1600mm
奥行 970mm
高さ 1750mm
重量 250kg
消費電力 150W

遊び方

 料金を投入すると待機状態になり、ボタンを押すとルーレットが回り出します。

待機状態で操作をしないでおくと、自動でカウントダウンを行い、カウント0でスタートします。

回転中にボタンを押すとルーレットは即座にストップし、アームの位置で止まると対応したアームが倒れます。

アームに乗った景品が穴に落ちると景品獲得です。

プレイ動画

攻略のポイント・取り方

 トライポッド攻略において重要な要素は
アームの数、ルーレットのスピード、景品の形
主にこの3つです。

  • アームの数

トライポッドはつけ外し自由なアームが最大16本取り付け可能です。

景品を支えるアームが多ければ、当然難易度は上がりますね。

  • ルーレットのスピード

カラーLEDを使用したルーレットは回転速度を細かく調整可能です。

最低速と最高速ではかなりの差があり、最高速は人によっては正確に捉えるのは至難の業です。

ルーレットのスピードは最も難易度を左右する要素と言えます。

また、ルーレットの当たり判定は厳しさを変更可能な仕様であり、もっとも厳しい判定に設定されていると一見ピッタリ止めたようでも外れになってしまいます。




左:判定緩 右:判定厳

外見では当たり1マス、外れ1マスが交互に並んでいますが、内部の判定では当たりマスは5分割されており中心の1マスに止まった時のみ当たり判定になります。

この設定は外見では判断不可能なため、ひたすらタイミングを合わせるしかありません。

  • 景品の形

アームの先端は滑りにくいゴムのパーツで出来ており、特にぬいぐるみなどが引っかかり、意外な粘りを見せることが多々あります。

景品の形や重心の位置を見極め、アームが倒れた時に景品がどう動くかを予想して狙う位置を決めるのがおすすめです。


長々と語りましたが、最後に頼れるものは己の動体視力です。

よく見てタイミングよく押す。

シンプルですがこれこそが獲得への最短かつ最大の攻略法です。

トライポッドは確率機?

 ルーレットで景品を狙う仕様上、真っ先に思い浮かぶのは「一定金額になるまでは当たりに止まらないのではないか」という疑問ですが、トライポッドについてはそのような機能は確認されていません。

ハズレが連続するとスピードが落ちる機能は搭載されていますが、高速状態であっても当たりに止めることは十分可能です。

前述のように設定次第で判定が非常にシビアなものになるため、ルーレットの速度次第ではそのように見える場合もありますが、基本的には実力のみが結果を左右します。

ただし、ある程度当てずっぽうでボタンを押しても偶然当たりに止まる可能性はあるため、運のみで獲得することも不可能ではありません。

よってトライポッドはほぼ純粋な実力機であるが、運も少しは役に立つくらいのゲームです。

実力:運 = 9:1

バリエーション

トライポッドbig‼︎

 トライポッドの大型機として2019年発売と発表され、ロケテストが行われていました。

※発売前に実店舗に設置されてプレイヤーの反応などを調査すること

しかし、その後実際に稼働しているものは確認できていません。

従来機の1.3倍である60cmまでの景品に対応しており、形状は1人プレイ専用のようです。

無印版でも十分大きな景品を扱えるので需要がそれほど無いと判断されたのかもしれません。

トライポッドmini


 2021年初め辺りから稼働されています。

こちらはBIG!!とは違いメーカーサイトで発表されておらず、正式な発売日も確認できませんでした。

商標登録は2020年にされています。

まとめ

  • ボタンひとつで遊べるシンプルルール
  • 動体視力こそすべて!
  • 運要素ほぼ無し

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【プライズゲーム解説】UFOコロン


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どんなゲーム?

 UFO COLON ユーフォーコロン
2007年(平成19)年にセガから発売されたプライズゲーム機です。

棚に乗せられた景品をアームで引っ掛けて手前に落とす独特な操作が特徴です。

景品を開閉しないアームで落とすゲームとして、共通点があるのが同社のUFOあらかるとシリーズです。

2000年(平成12)にはよく似たマシン、UFOプライズステージが発売されており、UFOコロンはその遺伝子を継いだ後継機といえます。

基本スペック

幅  1682mm
奥行 970mm
高さ 1964mm
重量 320kg
消費電力 222W

UFOプライズステージとの違い

構造

 二機種の最大の違いは操作方法です。

UFOプライズステージは2本のレバーで操作を行うのに対して、UFOコロンは1本のレバーと2つのボタンで行います。

UFOプライズステージは①のレバーで上昇、②のレバーで左方向にアームを移動させると自動でアームが伸縮します。

UFOコロンは制限時間内であればレバーで上下左右を自由に移動でき、②・③ボタンでアームの延び具合が調整出来るため、狙い方の自由度が高くなっています。

 アーム先端の爪には幅広な大型爪が二種類追加され、設置の幅が広がっています。

プライズステージではアームのメカが丸ごと前後に移動してアームを引っ掛けていましたが、コロンではアームだけが伸び縮みします。

また、横移動の機構が窓よりも外側にあるため、視野を塞ぎにくくなり、落ちた景品が引っかかりにくくなっています。

落とし口の背面スロープは部材などを収納するボックスになっています。

設定

 棚がカゴのような形状になっており、セットの仕方を変えることで棚がグラグラ揺れる設定と、固定されて動かない設定を切り替えることが出来ます。

アームの上昇制限を設けることが出来るので、これを利用して最上段をディスプレイ用の棚として使用できます。

プライズステージに搭載されていた、獲得状況で難易度を自動調整する機能は廃止されています。

遊び方

 料金を投入するとゲームスタートです。

レバーで上下左右を自由に移動できます。

移動に回数制限はなく、アームに所持される残り時間内に好きなだけ移動することが出来ます。

狙う位置が決まって②ボタンを押すとアームが奥に向かって伸びていき、③ボタンを押すと停止します。

③ボタンで停止、または最大までアームが伸び切ると、アームが少しだけ下降してから戻ります。

アームに引っかかって景品が棚から落ちると獲得になります。


プレイ動画はこちら

攻略のポイント・取り方

 UFOコロンの難易度設定は以下の要素があります。

  • シールドの高さ

シールドが高ければそのぶん景品はこぼれにくくなります。

プレイ前に確認しましょう。

  • 揺れる設定のオモリ

カゴが揺れる設定の場合、カゴについたオモリの前後位置で揺れ方を調整できます。

オモリが手前にあると簡単になり、奥にあると難しくなります。

カゴの裏に棒状のオモリがついており、正面から取り付け位置を確認できます。

  • 棚の角度

棚の角度が変更でき、手前を上に向けることで難易度が上昇します。

これも見た目ですぐにわかるので、始める前にチェックすることをお勧めします。

  • アーム下降量及び身長量

 アームが伸びてからどの程度下降するかを調整でき、下降量が多いほどアームの先端が深く景品にかかるので獲得難易度が下がります。

アームの伸び具合は先端の引っ掛かりの深さや、純粋に景品に届くかどうかに影響します。

この二つは実際にプレイしてみなければ分かりません。

特に下降量は最も難易度を左右すると言っても過言ではありません。

ほんの少ししか下がらないような設定の場合、それなりの投資を覚悟した方がいいでしょう。


基本は景品の頂点ギリギリ上を狙い、アームが少しでも深く掛かるように狙います。

制限時間ないであれば何度でも動かせるので、焦らずに微調整しましょう。

頂点にうまく引っ掛けても動きが悪い場合は、景品の左右の端を狙って回すように動かしたり、交互に狙って少しずつ引き寄せる狙い方も可能です。

重量の軽い小型景品が積み重なっている場合は、あえて真ん中あたりにアームを差し込むと山を崩して複数の景品を同時に獲得出来ることがあります。

まとめ

  • 一本のアームで引っ掛ける独特な操作感が特徴的
  • 似ているようで、プライズステージから大きく進化
  • 基本は景品の頂点ぎりぎり上を狙おう

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【プライズゲーム解説】ネオカーニバルスペシャル

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どんなゲーム?

 ネオカーニバルスペシャル(NEO CARNIVAL SPECIAL)は1993年(平成5)にSNKから発売されたクレーンゲームです。

格闘ゲームで有名なSNKですが、実は過去にクレーンゲームも発売していました。

ショッピングセンター等で現在もよく見かける小型クレーンゲームのネオミニ(1996)が現在でも高い知名度を誇りますが、ネオカーニバルはその前身ともいえるゲームマシンで、BGMも初代ネオカーニバルから共通のものが使用されています。

初代ネオカーニバル(1991)同様、オーソドックスなクレーンゲームのような外観ですが、このネオカーニバルスペシャル最大の特徴はコントロールパネルの端に取り付けられた「ラッキーまぜまぜボタン」です。

ラッキーまぜまぜボタン(跡地)

残念ながら筆者が出会った筐体はボタンが取り外されたダウングレード版でした。

ゲーム開始時、クレーンの移動前にこのボタンを押すと、なんとフィールドに設置された回転盤がまわり、景品を攪拌します。

ラッキーまぜまぜボタンはこのネオカーニバルスペシャルと、1ブースのみの小型版、ネオカーニバルスペシャルミニ(1993)にのみ搭載されました。

同年にセガから発売されたNEW UFOキャッチャーの大ヒットに押され、現存数は少ないと思われます。

後に小型クレーンゲーム、ネオミニが登場しますが、以降同社から有力なクレーンゲームが登場することはありませんでした。

基本スペック

幅  1650mm
奥行 883mm
高さ 1880mm
重量 257kg
消費電力 180W

攻略のポイント・取り方

 ネオカーニバルシリーズには景品獲得率を調整する機能が搭載されており、50・40・30・20%の4段階で難易度を調整することが可能です。

この機能をONにしている場合、景品の獲得ペースを参照してクレーンの挙動が変化し、アームが景品にかかりにくくなってしまいます。

挙動の変化は一目瞭然です。

通常時:クレーンの下降後、停止した位置でアームが閉じ、閉じ切ってから上昇を開始する。
調整時:クレーンの下降後、アームを閉じながら上昇する。

調整が入っている場合は上昇しながらアームが閉じるため、持ち上げも引っかけも狙いがつけにくく、難易度が高まります。

ある程度プレイすると調整が外れ、通常通りの狙い方が可能になります。

無調整、または調整が外れた場内になれば後はシンプルな2本アームのクレーンゲームなので、そこからは実力で獲得を目指しましょう

ネオカーニバルスペシャルは確率機?

 景品獲得率の調整機能がついており、運要素がある程度存在しますが、設定値が高く、最低値に設定しても20%(5分の1)です。

また、調整が外れてもアームが強くなるわけではなく、普通のクレーンゲームになるだけなので、プレイヤーの実力の比率のほうが大きいように思えます。

実力:確率は6:4程度とみていいでしょう。

まとめ

  • 格闘ゲームでお馴染みSNKのクレーンゲーム
  • ネオミニの前身だけあって確率設定アリ
  • 実力:確率 = 6:4

関連マシン


設置施設

埼玉県行田市
世界一のゲームセンター エブリデイ行田店
2023/5/13

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