いろいろゲーセンマシン解説

クレーンゲームから乗り物までいろいろ紹介します。懐かしいの多め

【キディライド解説】わくわくアンパンマン【アンパンマンとパトロール】

目次


どんな乗り物?

 わくわくアンパンマンは1991年(平成3年)にセガから発売されたキディライドです。
バンプレスト製とのことですが、部品の多くはホープ製のものが使用されています。
アニメ「それいけ!アンパンマン」をモチーフにした、子供二人乗りのオープンカーの形状をしています。

後部にはアンパンマンバイキンマンが座っており、写真映えするデザインです。
本体の白い自動車は本編には登場しておらず、この乗り物の完全オリジナルと思われます。
アンパンマン号など、作中にも乗り物が多数登場している中でなぜ白い車がデザインとして採用されたのかは分かりませんが、大ヒットしたわくわくアンパンマンは30年以上経過した今でも全国で現存しています。
結果として作中に登場していないにも関わらず
、多くの人が一度は見かけたことのある定番として定着しています。

内装


 正面にブラウン管ディスプレイが設置されており、すぐ下にはボタンが二つ。
運転席に当たる左側のみハンドルがあります。
ハンドルはホープおなじみの金属製でギミックはありません。
右ボタンはクラクションが鳴り、左ボタンはプレイ中後半のミニゲームで使用するアンパンチボタンになっています。

遊び方

 料金を投入すると最初にカードが払い出されます。
黒地に黄色で表示される明朝体風の「カード」の文字がなんともレトロ感を醸し出します。
カードを取るとスタートです。
左右スイングのアクションでBGMはアンパンマンのマーチです。
アンパンマンとパトロールに出かけ、出会ったキャラクターと挨拶を交わすストーリーです。
登場キャラはプレイ毎に変わり、誰と出会うかはランダムです。
ある程度進むと泥んこになった二人が泣きながら登場し、いたずらをしているバイキンマンを追いかけるミニゲームが発生します。
左右に逃げるバイキンマンにタイミングを合わせてボタンを押すと、アンパンマンがパンチをお見舞いします。
ミニゲームの結果はこの後の展開には影響しません。
しばらくの追いかけっこの末、最後のアンパンチでバイキンマンが吹き飛ばさせるとゲーム終了です。

まとめ

 ホープの部品にバンプレストのロゴ、それでいてSEはセガだったりと、3社が関わっているだけあって、ちょっぴり異質なマシンです。
ギミックは少ないものの良デザインに景品や画面の演出などバランスよく揃っており、優秀なライドであると言えるでしょう。
セガのわくわくシリーズとしては3代目であり、現存台数はシリーズで最多です。
しかし、パーツの供給はストップしており、同一筐体から部品を取る共喰い整備や代用部品でしか修理不可能な状況です。
どうにか令和も長持ちして欲しいものです。

関連マシン

【キディライド解説】くるりんらんど アンパンマン【カード収集もたのしい】 - いろいろゲーセンマシン解説
【キディライド解説】ジャイアントアンパンマン - いろいろゲーセンマシン解説

 稼働している店舗の情報などをお持ちでしたらぜひコメントでお寄せください。
情報の間違い・補足などありましたらコメント欄・問い合わせフォーム・Twitterなどでお知らせください。
Twitterでは更新情報や出かけた先で見つけたゲームマシンの写真も載せてますので、フォローよろしくお願いします。
緑野@アケゲー解説ブログ (@game_midorino) / Twitter
記事が気に入りましたら、ぜひ下のシェアボタンからシェアをおねがいします!