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【プライズゲーム解説】クレナ2クイーン【進化したクレナ、使いにくい訳がない!】

目次

どんなゲーム?


 クレナ2クイーン(CLENA2 Queen)は2011年(平成23年)にナムコから発売されたクレーンゲームです。
後期型のクレナ2K、中型で一人用のクレナ2ジャックについても後述します。
フィールドパネルを組み替えることによってさまざまな景品を多彩な運営方法で扱えることで大ヒットした、前作のクレナフレックスに更なる改良を加えた後継機です。
アームや爪はクレナフレックスと同じ規格のものが使用されているため、そのまま使用することが出来ます。
同年にセガのUFOキャッチャー8セカンドが発売されていますが、導入店舗及び台数はクレナ2シリーズの方がやや大い印象を受けます。
しかし、余りにも売れすぎたクレナが圧倒的シェアを誇るため、自社競合が発生したようで前作ほどの大ヒットには至っていません。
同時期に発売された他機種と比較しても特に劣る部分は少なく、よくまとまった優良機種と言えるでしょう。

過去機種 クレナフレックスとの違い

 クレナ2クイーンは基本部分はクレナフレックスの機能を踏襲し、使いやすさや汎用性において改良を加えられています。
クレナフレックス最大の長所であったパネルの組み替え機能は、パネルを斜めに取り付け可能なパーツ、底上げして段差をつけるパーツなどといった各種部材が追加されました。
これにより、UFOキャッチャー8にも負けない立体的なフィールド設定が可能です。
増加した部材は落とし口のスロープ内に収納スペースが設けられており、部材が倉庫を圧迫しにくいよう設計されています。
背面にはブラケットが取り付けられるようになっており、景品を飾る際に役立ちます。
重量のあったアームユニットも軽量化されていて、異様に強かった押し込みにも対策されました。
ソフトも大幅にリニューアルされており、アーム下降制限が設定できる他、スタート時のアーム高さを2段階で選択、アームパワーと開き幅はより細かく設定できます。

クレナ2ジャック(CLENA2 Jack)


 2013年(平成25年)に発売された中型サイズの一人用マシンです。
幅、奥行、高さ全てが縮小されており、省スペースで運営できます。
操作部の位置も低くなっており、より子供向けの運営を想定していますが、天井部がガラス製なので大人がプレイする場合でもしゃがみ込まずに見下ろしながら操作が可能です。
ほとんどの部材をクイーンと共通で使用でき、さらに専用の部材が追加されています。
追加部材は2種用意されており、先端部がゴム製で景品を摘み上げるアームと、ショベル状になった大型の爪が付属されています。
これらの部材はもちろんクイーンや後述のKでも使用できるため、ジャックが設置されていない店舗でこれらの部材がクレナシリーズで使用されている場合もあります。
本体にはチルトセンサーが搭載されており、揺らして獲得しようとする不届者が現れた際には警報が鳴り響きます。

クレナ2K(CLENA2 K)


 2015年(平成27年)に発売されたクレナ2後期型です。
2014年に社名変更されており、メーカーロゴがバンダイナムコのものになっています。
クイーン、ジャックときたら次はキング…と思いきや、アルファベットでKが付くのみのネーミングです。
基本的な部分はクイーンと変わりありませんが、照明がLED化されており、消費電力が抑えられています。
また、これは2014年に消費税率が引き上げられた影響でしょうか…10円硬貨に対応し、料金設定が十円単位で変更可能なようなのですが、実際に使用されている場面には遭遇したことはありません。
100円設定のクレナ2Kに10円硬貨を投入してみましたが、カウントされずにリジェクト口から返却されてました。
十円単位の設定の場合のみ受け付ける仕組みなのでしょうか?
2014年にセガが非常に高性能なUFOキャッチャー9を発売しているためか、クレナ2Kの販売台数はそれほど多くないようで、見かける機会はあまり多くありません。

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