目次
どんなゲーム?
UFOキャッチャー7(UFO CATCHER 7)は
2001年(平成13年)にセガから発売されたクレーンゲームです。
その名の通り1985年(昭和60年)から続くUFOキャッチャーシリーズの7代目です。
クレーンゲーム全般を指して「UFOキャッチャー」と呼ばれることも多いのですが、
実はUFOキャッチャーはセガのクレーンゲームの商標名なのです。
ナムコのクレナシリーズ、
タイトーのカプリチオシリーズ
などは正確にはUFOキャッチャーではない
というわけですね。
というわけで、
正真正銘UFOキャッチャーの7は
それまでのシリーズよりもシンプルで
明るい見た目に変更され、
アーム交換やパワー調整機能の追加など、
より汎用性の高いクレーンゲームになりました。
のちにナムコから
さらに汎用性の高い競合クレーンゲーム、
クレナフレックスが登場し、
勢力図を塗り替えられてしまいますが、
クレナの登場まではクレーンゲームにおいて敵なしといえる状況でした。
おかげで相当の数が出回っており、
クレナや後継機に世代交代が進んだ現在でも
お店によってはまだまだ主力として生き残っています。
2004年にはマイナーチェンジ版として、
UFOキャッチャー7セカンド
(UFO CATCHER 7 second)が登場しました。
また、2006年には海外版がSEGA UFO CATCHERの名前で発売されました。
過去シリーズとの違い
- 見た目
7以前のUFOキャッチャーシリーズは初代からピンクのメインカラーが伝統でした。
しかし7はホワイトが本体・アームユニット共に白を基調としたカラーリングになりました。
また、筐体内の照明も増加しており、
プレイフィールドはもちろんのこと、
設置している店内も劇的に明るくなりました。
当時のゲームセンターの薄暗いイメージが一変しました。
- アーム交換
アームは景品に合わせてL、M、Sの3種類を使い分けることが出来ます。
1997年に景品原価の上限が引き上げられ、
大きなぬいぐるみなどが景品として使用できるようになりました。
これによって景品も大型化が可能になり、
大型景品用のクレーンゲームも登場していますが、
アーム交換に対応したのが7でした。
従来通りの手のひらサイズから、
大きめのぬいぐるみや箱に対応できるようになっています。
- 3ボタン
横移動の1ボタン、縦移動の2ボタンに加え、
下降中に停止してその場で掴み動作に移行する事が可能な3ボタンが追加され、狙い方に幅が出来ました。
店側でON/OFFの切り替えが可能で、ボタンはついたまま操作不可、またはボタンそのものを取り外して運営する事が出来ます。
- パワー調節
アームに取り付けられたバネは、引っ掛ける位置を変更する事でバネの復元力を調整可能です。
また、メンテナンスドア内のつまみを回すことでもアームパワーが変更可能です。
攻略のコツ・ポイント・取り方など
- ポイント1
UFOキャッチャー7はモーターとバネでアームが作動しており、バネの取り付け位置でパワーを左右個別に調整できるようになっています。
通常はアームの付け根に目隠し用のパーツが付属しており、このバネの取り付け位置は見えないようになっています。
しかし、この部品はアームの交換やメンテナンスで壊れたり紛失されてしまうことも多いようで、目隠しパーツなしで運営されている筐体も少なくありません。
そのため、アームユニットの側面から覗き込むとバネの取り付け部分、そして有無も確認できる場合がありますので、チェックしてみるといいでしょう。
バネの取り付け位置は内側、中、外側の3段階になっており、内側に行くほどバネの引き幅が大きくなり、パワーも増します。
外側に取り付けられている場合が多いですが、中、内側になっている場合は大チャンスですね。
バネの取り付け位置イメージ(右アーム)
- ポイント2
UFOキャッチャー7は専用の特殊なバネを使用しており、ある程度引っ張られてからでないと復元力が働かない作りになっています。
そのためアームが閉じたとき、両アームの真ん中辺りは力が掛かりにくく、端は強く掛かるようになっています。
アームに対して小さめな景品を狙う場合は左右どちらかを引っ掛けるようにするのがおすすめです。
まとめ
UFOキャッチャー7は明るい筐体、下降停止ボタン、アームサイズ変更、設定画面でのパワー変更といった現在のクレーンゲームでは当たり前になっている機能を網羅し、定着させた画期的なクレーンゲームです。
オンラインクレーンでもこの筐体を使用しているものがあり、一時は中古市場から消え去ったという逸話からもこのクレーンゲームの優秀さが伺えます。
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