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【プライズゲーム解説】スウィートランドプレミア【スウィート4が強過ぎた…】

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どんなゲーム?
 スウィートランドプレミアは2006年(平成18年)にナムコから発売された、キャンディなど小型景品向けプライズゲーム機です。
過去シリーズと違い、円筒状になっているので一見するとスウィートランドには見えない外見になっていますが、窓の上部にはしっかり「Sweet Land」と表記されています。
ターンテーブルの景品をすくってプッシャーテーブルに落とすプレイスタイルもそのままです。

通常版スウィートランドとの違い
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 円筒状になったことにより、景品を積み重ねるタワー運営ではドーム部分に寄りかかる事なくタワーを攻略できるようになりました。
店側からすると難易度が下がってしまうという見方もできますが、プレイヤー側からは嬉しい部分です。
ただ、プレミアは後述のジャックポットがあり、タワーそのものもピークを過ぎておりタワー運営はあまり見かけません。
各席の扉を開閉することが可能になっており、ドームの上げ下げと比較すると補充及びメンテナンスが容易です。
マシン自体にも高さがある分、中腰姿勢での作業が減り、スタッフの負担が軽減されています。
 錘を落とすとセットされた景品が獲得できるジャックポットのシステムがシリーズではじめて標準搭載され、オプションパーツなしで運営が可能になっています。
こちらも円筒状特有のスペースの余裕を活かして大きめな景品を投入でき、景品の自由度が高いです。
 過去シリーズではステッカーだった料金表示が同ナムコのクレナフレックスのように7セグメント液晶表示になっており、プレイ料金の設定が反映されるようになっています。
これ以降シリーズの料金表示は液晶が採用されています。

流通台数は少なめ?
 スウィートランド4やプラスからさらに改良され、進化した割にあまり見かけないのは、やはり4が普及し過ぎたという面が大いいのではないかと考えています。
新機種にくらべれば多少不便なところがありつつも十分遊べる上に故障もすくない。
更に中古品が多く出回っていて安く手に入る。
実際スウィートランド4は2021年現在でも大量に稼働している状況をみると、より高額な新機種にはお店側も手を出しにくい、というか、出す必要がないというのが実際のところでは無いでしょうか。
 スウィートランドシリーズはこのプレミア以降、2015年のスウィートランド5まで9年もの間新作が出ませんでした。
ナムコとしてもやはり、あまり売れなかったのでしょうね。
5発売の2年後、2017年でスウィート5以前の筐体のサポート終了が発表されました。
プレミアはスウィートランド4などに比べ台数が少ないため、ますますレアなマシンになりそうですね。

その他スウィートランドシリーズはこちら
【20年経っても前線レベル!】スウィートランド4 - いろいろゲーセンマシン解説
【スウィート4の純粋発展機】スウィートランドプラス - いろいろゲーセンマシン解説

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